シリーズ
エール幼児英才教室 室長 村上雅子
残念ながらこのような話を、あたかも真実であるかのごとく言っている方が多く見受けられるように思います。しかしながら現実は、このようなうわさとはかけ離れたものです。どこの学校も、きちんと実力のある子しか合格していません。
このようなうわさの発端は、合格のしかた、させ方をよく研究していない方々が、合格しなかった時に出す言い訳であると、私は考えています。このようなうわさは、誠実に努力されている私立・国立小学校に対して失礼なのではないでしょうか。
いよいよ試験当日という時に、お子様が難関校に合格するレベルにまで仕上がっていても、3校に1校は実力が出せずにテストが終わってしまいます、それが子供というものです。できる方は難関校5校、中くらいの方は必ずとまる中堅校を2校押さえに出願することが大事だと思います。
長年、いろいろなお子様を試験に送り出しましたが、私自身かなりできるなと思うような方でも、試験当日はとても難しいと感じてテストを受けていらっしゃるようです。
いつもと違う環境、雰囲気で、それだけに試験に集中するのが難しかったということもあるかと思われますが、実際あらゆる学校のテスト内容はそれだけ難しい事が要求されているのです。
一部、自信をつけさせるという名目でやさしい問題ばかりやらせる塾がありますが、このような塾の合確率はとても低いのが現実です。
宣伝上手で、最初に入会金が安かったり、一見安く見える塾は、次々とコースをとらせたり、ペーパーを買わせようとすることがあります。周りのお母さんの雰囲気や塾のムードに流されてベンツ一台買えるほど使ってしまい、さらにどこも合格しなかったという結果に終わってしまう方もいらっしゃいます。
また、安い塾は熱心ではない方が集まりやすく、周りと同じ様にレッスンしていても受かりません。
どの塾の先生も合否の手応えの経験くらいはありますので、受かりそうか受かりそうでないかぐらいはわかります。知っていて言わないだけです。いつも「大丈夫ですよ」とばかり言っているところは危ないです。実際のところ、普通の塾では1教室30人中、3人くらいしか難関校には合格しないのです。
市販品の教材から写し書きをしたり、そのまま切り抜いて教材として使っている塾や、パソコンで作った教材が目立つ塾は良くありません。毎年同じ問題を使ったり、同じ絵柄を使ったりしているところは実際の受験の変化には対応していないのです。
常に毎年の受験の傾向を研究し、新しい教材を作っていることが重要です。
化粧品や牛肉と同じで、塾も教育者ではなく商人です。多すぎる合格者数を上げる塾は宣伝に熱心な塾であって、合格に熱心な塾ではないと考えたほうが良いでしょう。
ゴーストライターが本を書き、テレビに出てニコニコし、とても印象が良いかもしれません、しかし、そういう塾に限って一回きりの体験者や模擬テストを受けた方、退会者まで探し出して合格者の名簿に加え、合格者数を多く見せています。例えば、暁星25名合格とは言っても実はその塾が育てた生徒は4人だけで、後は全て外部生ということがままあるのです。